首都高を走る際の動き方と考え方

 

 次に、首都高を走る際の動き方と大切な考え方について、ご紹介していきます。

首都高は慣れるまでは少し怖いかもしれませんが、まずは以下のことをしっかりと頭に入れ、いつも以上に安全に、慌てず、運転をするように心がけましょう。

 


 

分岐点はどの方向に進むかを事前に確認しておく


首都高には、「JCT(ジャンクション)」といって、分岐点となる場所がいくつもあります。

例えば、

 

 

上記画像の「一の橋JCT」では、霞が関側から都心環状線を走ってきた場合、右一車線が目黒・戸越方面、左二車線が上野・横浜・芝公園・湾岸線方面となっています。

例えば羽田空港に行きたい時は左、天現寺で降りたいのであれば右、といった感じです。

事前に確認せず、「この後の分岐はどっちに行けばいいんだっけ・・」と悩みながらの運転は危険ですので、あらかじめ確認しておくようにしましょう。

また、分岐点の数百メートル前あたりから看板が出てきたり、道路上に標示が出てきたりしますので、慌てず、焦らず、必ず安全運転第一でいきましょう。

 


 

JCTで車線を選ぶときの道路に書かれた矢印の見方

 

こちらも一の橋JCTでの例なのですが、JCTに差し掛かると、このような道路標示が出てきます。

 

 

左車線(直進)が羽田方面なのは分かるかと思いますが、

 

 

この矢印は少し分かりづらいですよね。

この矢印は、このあと道が2車線から3車線に増え、その増えた一番右車線が戸越方面の車線であることを示しています。

つまり、この時の(2車線の状態の時の)右車線は羽田方面の車線だということです。

もしも羽田方面に行きたかったとしたら、つい左側を走ってしまいそうですよね。

実際に、羽田方面に向かう車が多いと左車線が極端に詰まることがよくあります。

ですがこれを知っていれば、一番左車線の羽田方面が混んでいても、3車線目が出てくるまでは右車線を走ってスムーズに羽田方面に行くことができますね!

もちろん、慣れないうちは一番左車線を走って羽田方面に行ってもまったく問題ありませんが、首都高にも慣れてきてスムーズに走行できるようになったらぜひ試してみましょう。

このような道路標示は他にもたくさんありますので、見つけた際はぜひ試してみてくださいね!

 


 

降り口はどこなのか、出口は左右どちらなのかを事前に確認しておく


高速道路の出口は、一般的には左かと思うのですが、首都高の場合は降り口によって出口の方向が変わってきます。

なので、目的地に行くための降り口は左右のどちらなのかも事前に確認しておきましょう。

それが分かっていることで、降り口に近づいた際、あらかじめ車線を合わせておくことで降りるギリギリになって車線変更するという危険な運転を防げます。

首都高の全ての出口を暗記する必要はありませんが、その時に降りる出口はどちらかなのかは必ず事前に確認しておくようにしましょう。

※道が不安なまま運転すると事故のリスクが増えますので、分岐点や降り口などは必ず事前に頭に入れておきましょう。

 


 

トンネルに入るとGoogleマップが動かなくなる可能性もあるので不安であればカーナビも併用する


場所によっては、トンネル内は電波の関係でGoogleマップが動かなくなってしまうこともあります。

僕の体験談ですが、羽田空港に行く際に初台南から山手トンネルに入って向かっていたのですが、分岐を前にGoogleマップが動かなくなってしまい、「どっちに行けばいいんだっけ・・」とものすごく焦ったのを覚えています。

幸いにも事前にしっかりと確認しておいたので間違えずに済んだのですが、それ以降、慣れるまでは車に備え付けのカーナビにも目的地を入れて羽田空港に向かっていました。

ですので、もしも不安であれば、トンネルを使うルートの際はカーナビもあわせてセットしておくといいですね!

 


 

✅「〇〇線」などの名称は最初から覚えようとしなくてもOK

 

首都高には、例えば

📌都心環状線
📌中央環状線
📌湾岸線
📌5号池袋線
etc…

など、様々な線があります。

僕自身、ドライバーになった当初は、

「都心環状線がここで、池袋線はここからここまでで、中央環状線は、、、」

のように、全ての線を暗記しようとしていました。

ですが、頭に無理やり詰め込んだ知識と実際の現場ではまったく違いますし、名称が分かっているからといってうまく走れるとは限りません。

もちろん分かっているに越したことはないですが、最初から頑張って全てを覚えようとしなくても、走っているうちに頭と体でだんだんと繋がってきて、自然と覚えていくので安心してくださいね。

 


 

煽られても絶対に焦らない・付き合わない


首都高でゆっくり走っていると、後ろから煽られることもよくあります。

そんなときでも絶対に焦らず、安全運転を貫くようにしてください。

急いでもいいことはありませんし、事故を起こしてしまったら何もかも失ってしまうことにもなりかねませんので。

首都高にはスピードを出す車も多く、怖いと感じることもあるかもしれませんが、誰もがそういう状況を経験して首都高の運転がうまくなっていくので、煽られても絶対に付き合わず安全運転を貫きましょう。

 


 

合流に注意する

 

首都高を走るのが難しいと感じる一つに、”合流地点”が挙げられるかと思います。

首都高に乗る時であったり、JCTから合流する時であったりです。

基本的には、合流する車が入れるよう本線の車が徐行してくれたり車線を変えてくれたりしますが、場合によっては猛スピードで合流車線を走ってくる車もいます。

ですので、まだスムーズな合流ができないうちはゆっくり走りながら、絶対に焦らず、安全に合流するよう心がけましょう。

合流地点に差し掛かってから車が来ていないかを確認するのではなく、合流地点が見えるようになった段階から、早め早めに、合流車線に車が来ていないかを確認するようにしてください。

一つ例としてご紹介させていただくのは、霞が関から新宿方面に行く際の合流地点です。

霞が関から首都高に乗って新宿方面に行く時は、首都高に入ってすぐに一番左車線まで行く必要があるので、最初は少し難しさを感じるかもしれません。

 

 

首都高の運転に慣れていくまでは少し難しさを感じるかもしれませんが、ゆっくり走ることを意識していただくのと、不安な時は僕への相談もぜひ活用しながら共に頑張っていきましょう!