時間帯ごとに変わる交差点のルールを覚えてルートを考えよう

 

東京都内の交通ルールは複雑で、最初のうちは難しいと感じることが多いかもしれません。

ただ、日々の運転で少しずつ慣れていきますし、焦らず、僕への相談やコンサルをうまく活用しながら共にスキルを上げていきましょう。

このページでは、複雑な交通ルールの中の一つの、「時間帯ごとに変わる交差点」をご紹介します。

主要な交差点をいくつかご紹介しますので、「この標識がある交差点はルートを考える際に気をつける」ということをぜひ頭に入れておいてください。

 


 

「赤羽橋」交差点

 

まずは、環状三号線と桜田通りが交わる「赤羽橋」交差点です。

 

 

こちらの画像は、環状三号線の麻布十番側から芝公園側への向きですが、

 

❌麻布十番側から走ってきて三田方面に右折したい
❌芝公園側から走ってきて飯倉方面に右折したい

 

それぞれの向きともに、8時〜20時の間は右折できません。

ただ、桜田通りを走っていて「赤羽橋」交差点に入る時は、

 

⭕三田側から走ってきて芝公園方面に右折したい
飯倉側から走ってきて麻布十番方面に右折したい

 

それぞれの向きともに、時間帯問わず右折可能です。

つまり「赤羽橋」交差点は、環状三号線を走ってる際の右折が時間帯ごとに変わるということです。

また、下記画像のように、桜田通りと日比谷通りの間の道を抜けてくるルートだと、このような標識があります。

 

 

これは、左折、直進、右折ともに可能ですが、桜田通りへのUターンは8時〜20時はできなということを表しています。

少し特殊ですが、このような標識もたまにあるのでぜひご参考ください。

 


 

「数寄屋橋」交差点

 

次に、外堀通りと晴海通りが交わる「数寄屋橋」交差点です。

 

 

上記画像は、外堀通りの東京駅側から新橋側への向きですが、

 

❌外堀通りを東京駅側から走ってきて日比谷方面に右折したい
❌外堀通りを新橋側から走ってきて勝どき方面に右折したい
❌晴海通りを勝どき側から走ってきて東京駅側に右折したい

 

これらすべての向きで、8時〜20時の間は右折できません。

また、「数寄屋橋」交差点は少し特殊で、晴海通りを日比谷側から走ってきた場合、右折禁止の時間帯が異なります。

 

 

画像のとおり「8時から夜中の2時まで」が右折禁止となっています。

つまり、一般的な8時〜20時の右折禁止と違い、20時を超えていたといても、夜中の2時までは右折ができないということです。

20時以降にこの方向で「数寄屋橋」交差点を通る際はぜひお気をつけください。

 


 

「鍛冶橋」交差点

 

次に、外堀通りと、馬場先通り・鍛冶橋通りが交わる「鍛冶橋」交差点です。

 

 

上記画像は、馬場先通りから昭和通り方面へ進む向きですが、「鍛冶橋」交差点では、

 

❌馬場先通りを皇居側から走ってきて新橋方面に右折したい

 

という、上記画像のみ、8時〜20時が右折禁止です。

 

逆に、

 

鍛冶橋通りを昭和通り側から走ってきて東京駅方面に右折したい
外堀通りを新橋側から走ってきて昭和通り方面に右折したい
外堀通りを東京駅側から走ってきて皇居側に右折したい

 

これらは可能です。

 


 

「宮益坂下」交差点

 

続いて、明治通りと旧大山街道・宮益坂が交わる、渋谷駅前の「宮益坂下」交差点です。

 

 

「宮益坂下」交差点は、上記画像の、

 

❌旧大山街道側から走ってきて恵比寿方面に右折したい

 

これのみ不可です。

それ以外の、

 

明治通りを新宿方面から走ってきて旧大山街道方面に右折したい
明治通りを恵比寿側から走ってきて青山通り方面に右折したい
宮益坂を青山通り側から走ってきて新宿方面に右折したい

 

これらは全て可能です。

 


 

東京都内には、こういった交差点がいくつかあります。

Googleマップでルートを確認した際も、もしもその交差点が時間帯によって右折できないなどのルールがある場合、時間帯ごとにルートを変えてくれるので安心です。

ですが、例えば、”本来は16時にその交差点を通るのに調べたのが21時だった”という場合、調べた時は通れたのに実際に走った時は右折できなかった、などのミスも起こります。

ですので、Googleマップを使ってルートを調べる際は、曜日や時間帯を合わせて調べるようにしましょう。