お互いのルールを共有しよう
いよいよ稼働が始まるというタイミングで、社長のリズムに合わせてお互いにルールを共有していきましょう。
専属ドライバーを雇うことで社長のやることが増えてしまったら本末転倒です。
社長の負担を極限まで減らすことも専属ドライバーの立派な役割の一つであり、そのためのルールの共有です。
以下いつくか例をご紹介していきます。
✅朝の出社時のルール例
朝は何時に家を出て会社に行くか、ということを毎日連絡するのではなく、ルール化して共有しておくととてもラクです。
例えば、
📌8:00〜8:30と決めておいて、エレベーターを降りるときに「降りるね」と伝えてドライバーが車寄せに入る
📌パターンA→8:00〜8:30、パターンB→8:30〜9:00、パターンC9:30〜10:00などと決めておいて、Aにするのであれば前日にLINEで「明日A」とだけ伝える
📌毎日9:00と決めておいて、変更がある場合のみ連絡する
などといった感じです。
社長にとって一番ベスト(負担が少ない)なやり方を共有してルール化しましょう。
✅早朝出発の日は出発時間より〇〇分たっても来なかったら電話すると決めておく
ゴルフなどの早朝出発の日は、万が一寝坊で遅れることのないよう、もしも社長が出発予定時刻より10分たっても来なかったら電話する、などのルールを決めておくのもアリです。
時間になってもなかなか来なければこちらとしても不安になりますし、あらかじめ決めておくことで遅刻という最悪のケースを免れることができるかもしれないので、できれば最初の段階で決めておくのが良いですね。
✅日中や夜の予定はGoogleカレンダーで共有しておく
例えば、「今日は〇〇時に商談で〇〇時に会食ね」といったように、その日の予定を毎日教えなきゃいけないというのは社長にとってめんどくさいですよね。
ですので、社長の予定をドライバーも見れるようGoogleカレンダーで共有してもらい、ドライバー自身で社長の予定を確認できるようにしておくといいですね。
そしてその時間に合わせて出発時間のすり合わせをし、あとは目的地に向かうだけというようにしましょう。
※社長は急に予定が変わったりすることもよくあるので、Googleカレンダーを共有する際は、更新されていないかをちょくちょく確認するようにしましょう。
✅出発時間は社長自身が指定するか、ドライバーが考えるのかを決めておこう
社長によっては出発時間は自分で決めたいという方もいらっしゃいますし、ドライバーに任せたいという方もいらっしゃいます。
なので、あらかじめどちらが出発時間を決めるかを共有しておきましょう。
社長自身が決めるのであれば、これも極力負担を減らしたいので、LINEのやり取りも最小限にするルールを共有しておくといいです。
例えば、14時出発なら「14時」とだけLINEで打ち、それに対してドライバーが返事をしてお互いが理解したという意味にするなどです(一回一回の返事が煩わしいという社長もいらっしゃいますので、そういった場合はリアクションだけにするといいです)。
また、ドライバーが出発時間を指定する場合は、「〇〇発でお願いします!」と送り、それに対して社長が納得したら返事やリアクションをするなどというようにすれば、社長の負担も減らすことができますね。
✅到着後はどちらがドアを開けるかを決めておこう
乗車時・降車時ともにドライバー自身がドアを開けるというのが基本です。
ただ、社長によっては降りる時は自分のタイミングで開けたいという方もいらっしゃいます。
電話をしていたり、先方に大事なメールを打っていたりした場合、途中でドアが開いたらストレスを感じてしまいますし、自分のタイミングで降りたいということも考えられます。
ですので、到着後にドアを開けるのはどちらにするかということも最初にルール化しておくことをオススメします。
※最初のうちはドライバーが開けていて、途中で「やっぱり自分のタイミングで開けるね」となることもよくあります。
✅車内のルールも決めておこう
社員の方であったり、接待のお相手だったり、社長以外の方を車にお乗せすることもありますが、基本的には社長がお乗りになるかと思うので、車内は社長が過ごしやすいようカスタマイズしてもらいましょう。
そんな中でドライバーのできることとしては、車内の清掃だったり、ゴミ捨てだったりになるのですが、
📌ゴミ捨てはどのくらいの頻度でおこなうか?
📌水を常備している場合、残り何本になったら補充すればいいか?
📌リクライニングは毎回元に戻すかそのままにしておく方がいいか?
📌サンルーフが開いていたらそのままにした方がいいか?
などはルール化しておくといいですね。
社長によっては、リクライニングの傾きや空調など、自分なりのこだわりがある方もいて、それらはいじらないでほしいということもあります。
基本的には仕事終わりに全てを元通りにして、その後社長から、「リクライニングなどは直さなくても大丈夫だよ」などと言われたら、それに従うようにしましょう。
ただ、基本的にはその日の仕事が終わったら全てを元通りにするようにしましょう。
✅次第にブラッシュアップしていこう
もちろんですが、最初から完璧なルールをつくることはできません。
日々の稼動の中で意見を交換し合い、徐々にブラッシュアップしていきましょう。
社長によって性格は様々ですので、ここに書いていないこと以外にもルール化できることがたくさんあるかと思います。
最初のうちにしっかりとルール化をしておくことですごくラクになりますし、何より社長の負担を極限まで減らしていくことができ、社長の最大のパフォーマンスを日々発揮してもらえるようになりますね。
それも専属ドライバーの大きな役割であり、存在意義です。