大切なマインドセット
前の章でもお伝えした通り、専属ドライバーという仕事は、社長という最高のギバーにギブできる権利を持つ最高の仕事です。
ただ、そういった価値も、それをどう捉えるか、どのようなマインドで仕事に臨むかによって、まったく異なるものになってきてしまいます。
※「ただ運転するだけで稼げるんてラクな仕事だ」などと思っている方は、僕とは考え方が合わないかと思うので、僕のコンテンツやコンサルティングは受けていただかない方がいいかもしれません。
それでは、専属ドライバーという仕事の価値を最大化するために大切なマインドセットをお伝えします。
✅失敗を糧にして成長していく
誰もが初めてのことは不安で、失敗も何度も何度もするはずです。
特に専属ドライバーという仕事はかなり特殊な仕事だと思うので、仮に運転が慣れている方だったとしても、社長を乗せて都内を走るというのは最初はとても不安なんじゃないかなと思います。
まず覚えておいていただきたのは、当たり前ですが、失敗は必ずするということです。
僕自身も、
- ドアを開けたら縁石に当たりこすって傷つけてしまった
- ギアをPに入れるのを忘れてドアを開けてしまい社長が乗る時に車が動いてしまった
- ゴルフ送迎の際に高速の降り口を間違え到着が遅れてしまいプレー前の練習時間が無くなってしまった
- 社長からの連絡を自分なりに勝手に解釈してしまい本来迎えに来てほしい場所とは全然違うところに行ってしまった
etc…
などなど、小さなことでいえばまだまだたくさん失敗してきました。
なのであなたも大丈夫です。大切なのは、その失敗の後にどうするかです。
社長のような大きな人であれば、失敗したこと自体よりも、その失敗に対して誠実に対応したり、その失敗を挽回するようにその後どのように行動するかということを見ています。
失敗した時は正直心が折れそうになることもありますが、それは一通り僕も経験してきたことだと思うので、失敗を糧に成長していく、むしろ失敗しないと成長は絶対にできませんので、そういったマインドで日々の仕事に励んでいきましょう。
✅休みは無しでいいくらいのつもりで働く(これは絶対ではありません!)
これは僕自身今も意識していることなのですが、社長から「この日休みと言ったんだけど出れるかな?」と言われた際、本当に大切な予定ではない限り(リスケできる予定であれば)、即答で「大丈夫です!」と言うようにしています。
「社長が専属ドライバーを雇おうと思ったのは、きっとこういう時にサッと動ける人がいてほしいと思ったからだ」と僕は思っていて、こういった社長からの急遽の要望をされた時は社長から信頼されるチャンスだと思っているからです。
もちろん、冠婚葬祭など絶対に行かなくてはいけない予定は別ですし、どんなときでも休み返上で仕事をした方がいいということではありません。
ただ、専属ドライバーという仕事は社長に毎日ギブができる仕事だという観点で見ると、こういった社長からの要望は大きなチャンスでもあるので、予定を変更できそうであればなるべく休みを返上して出勤することをオススメします。
✅社長のミスはチャンスと捉える
上のテーマと少し重なるところもあるのですが、社長が何かミスをした場合や予定外のことが起きた時は「チャンス」と捉えるマインドも大切です。
例えば、
- 家に送った後、「パソコンをオフィスに忘れたからオフィスから取ってきてほしい」と頼まれる
- 車寄せで待機している時、「打ち合わせが長引いてあと30分以上待たせゃうかも」と言われる
- 休みの前日に、「明日急遽商談が入っちゃって、もし可能だったら出れるかな?」と頼まれる
- 急に雨が降ってきて、「ごめん、傘借りれるかな?」と自分が本来さして帰るはずだった傘を使ってもいいか聞かれる
などです。
少し面倒だなと思うこともありますし、仕事が終わったと思ったらまた仕事を依頼されたり、自分の予定がずれ込んでしまうことだったりもありますが、そういう時こそ社長から信頼されるチャンスです。
例えばその社長の会社で社員として働いていたとしたら、こういった直接的な感謝をされる機会というのはそう多くはないはずです。
だからこそ、そういった機会を専属ドライバーは持っているということを自覚できれば、この仕事の価値がより大きなものに感じるようになるはずです。
ですので、こういった場合はできる限り、「はい!」と即答で答えることをオススメします。
✅とにかく即レスをする
「即レス」は、とにかく意識していただきたい超重要課題です。
社長は日々忙しい時間を過ごしていて、ミーティングやアポイント、その他様々な決定事項など、常にタスクを抱えています。
専属ドライバーというのは、そういった社長の忙しい日々の負担を減らす(エネルギー漏れを防ぐ)のが重要なミッションだと僕は考えているのですが、もしもドライバーからの返事が遅かったら、社長の気がかりが増えてしまうことになりますよね。
例えば朝8時に、
「今日の16時からの商談が15時に変わったから、14時出発に変更でお願いしてもいいかな?」
という連絡がきたとします。これに対してあなたからの返事がこず、9時、10時、11時、、、と時間だけが進んでしまったら、社長はどんな気持ちになるでしょうか。
おそらく、「こいつ大丈夫か?」と不安になり、商談に対するエネルギーやパワーが削がれてしまって、本番で最大のパフォーマンスを発揮できなくなってしまうかもしれません。
社長は専属ドライバーと仲良くしたり、ただ運転してもらくて雇ったのではなく、仕事のパフォーマンスを上げ会社の利益を増やすために雇っています。
専属ドライバーとのやり取りは最小限かつ負担のないものにならなくてはいけないですし、ドライバーが即レスすることで、社長は本当にやるべきことに安心してエネルギーを注ぐことができるようになるのです。
もちろん仕事が終わり、プライベートな時間でスマホを見ていないときもあるかと思いますのでそういった時は仕方がないですが、業務中にきた連絡に対しては絶対に即レスするという意識をぜひ持っておいていただければと思います。
✅何のために専属ドライバーになったのかをいつも自問自答する
ここまでのことを通して、「めんどくさいな」と思ってしまうこともあったかもしれません。
ただ、そんな時は「自分は何のために専属ドライバーになったのか」ということを自問自答してみていただきたいです。
小さい頃に諦めてしまった夢であったり、成し遂げたい目標や叶えたい未来があなたにはあるかと思います。
それを叶えようと思った時、最初から周りに支援を求めたり、それを叶えるために本業がおろそかになって、自分の作業を何より優先して周りに迷惑をかけてしまったりすることもあるかと思います。
僕も専属ドライバーという仕事に出会う前はそうでした。
でも、専属ドライバーという仕事を通して先にギブすることの大切さを知り、何より社長という最高のギバーにギブをすることが、実は夢を叶えるために一番の近道だったということに気が付きました。
専属ドライバーという仕事は、生活の軸を安定させながら、夢や目標を叶えるために必要な土台を築いていける仕事です。
ぜひあなたもその価値に気づき、専属ドライバーという仕事を通して、あなた自身の夢や目標を叶えていっていただけたら僕は本当に嬉しく思います。